スタジオライヴ映像ドロップ①当日の話〜future is anywhere

2015年10月30日
笹塚にあるMajestic Studioでスタジオライヴ映像を撮りました。
着いてみると笹塚とってもいい町! おいしそうなお弁当屋さんやお惣菜屋さんが多く、食欲旺盛バンドなので目や鼻を奪われながら歩きました。

着いてみるととってもオシャレ。ハロウィン仕様になってて、トイレは棺桶になってたり、蜘蛛の巣があったり
ここのスタジオ自体有名な人もたくさん使ってるみたいで、当日もビッグなバンドがいました。
ロビーのソファーもふかふかでした いいとこ!

そのふかふかのソファーに座りながら、今回撮影を手伝ってくれる我々のサークルの先輩でありOG;ゆるこさんと、後輩;小林カズコに説明をしスタジオへ。

Cstという15帖の部屋で撮りました。照明を無断階調整できたり撮影向けでもあるような!




「future is anywhere」作詞作曲:渡部亮

まずタイトルが気に入りません!!
といきなりネガティヴなことを言ってしまいました これじゃ再生されるものもされなくなる…
リンゴ語の「Tomorrow Never Knows」のように捉えよう…(これは合ってるけど)

亮さん曰く「未来はどこにでもある」という曲。僕が歌ってドラムのいそしまさゆりが合間合間に歌います

自分たちで作る曲が遅いテンポで甘めのメロディーをエイトビートに乗せる傾向にあった時期に、唯一速く分かりやすく青いが鋭い曲だと思います。
何時頃かを境に亮さん的にはお気に入りらしく、スタジオでやる曲に困ったら「フューチャーやろう!」と提案してきます。

最後に亮さんが「思い切り!衝動で!」と言って演奏したテイクを使ってミックスしました。
冒頭で俺といそしまさゆりがふざけてるけど、他の二人が全然笑ってないのが見所です。
ドラムヴォーカルのミックスは難しいですね…。スタジオに指向性の狭いマイクもなかったのでハイハットを中心に被りが。なのでいそしまさゆりが歌ってるところはハイハットが大きくなってますよ 気付かないでくれ!!!

MOTORBIKE


(こっから読まなくていい)
ヴァースの歌詞は
"今は着ない 似合わないスーツもくだらない日々の足しにしていこう"
ない」の3連チャンが気持ちよくてですね!笑
 「ない」と「ねぇ」の中間でどうにか歌えないかいつも僕は頑張っています。応援してください。Go to fight, oh!

コーラスの歌詞は送られてきた歌の響きを出来るだけ残すように俺が考えました

ブリッヂの歌詞が微妙に違うのも面白い。
拍のトリックのように捉えていて…ドラムで例えると頭で1拍遅れて入るシンバル的な。余計分かりにくくなったかな・・・共有したい、この感覚!
"「悲しみはきっと消えない」" 
"「悲しみは消えない」彼は" ですね。

というか この曲少しキーが低くないか!?まことさんは声域が広いのでこういうことが起こります。

2番ヴァースのギターと歌のみになるアレンヂは最後に付け加えられました。少し青すぎるけれどこの曲にはいいのかな。しかしこれまた恥ずかしいんですよね。
歌が目立つし、みんないなくなるからテンポも不安になるってのが本音…!


この曲はわたくしのジャズマスター、リアピックアップで弾いております。いつもどんなときでもセンターを使っているんだけど、ギラギラさせたい曲ですね!
イントロがコードがDとGなので、ギターフレーズはそれぞれ4弦の開放と3弦の開放を混ぜて弾いてて、
ヴァース部分はパワーコードではなく、1度とオク上の3度。6弦からDがx-5-x-x-7-x・Gがx-5-x-x-8-x つまりGの時は俺だけルートがDなのですね。





ちなみに今回のレコーディングで使ったのはこれらのマイク
ほぼゼンハイザー

01 Kick SENNHEISER e902
02 Snare SENNHEISER e903
03 HiHat SHURE SM57orSnare Bottom SENNHEISER e903
04 Tom SENNHEISER e604
05 OH BEHRINGER B-5 (Cardioid A/B)
06 OH BEHRINGER B-5 (Cardioid A/B)
07 Floor SENNHEISER e604
08 Guitar SENNHEISER e906
09 Guitar SENNHEISER e906
10 Bass SAMSON S-DIRECT PLUS DI
11 Vox SHURE SM58
12 Vox SHURE SM58
13 Vox SHURE SM58
14 Vox SHURE SM58
15 Air ZOOM R16 (Omni)
16 Air ZOOM R16 (Omni)

レコーダーはMTR!ZOOMのR16です。俺は中学からこのシリーズを使っているのでとっても操作しやすい!笑 こういうアナログなもの触ってからDAWを触ると色々利点や感動があるので体験していてよかった。


注目すべきは11〜16トラック!
11〜14はヴォーカル。映像見ると分かる通り我々はヘッドフォンをしてないので、声もスタジオのスピーカーから出して聴いています
なので普通のスタジオ練習と同じような環境。ではどうやって録音しているか…。鍵はミキサーの「GROUP OUT

  1. ヴォーカル1・3のパンを左いっぱいに ヴォーカル2・4のパンを右いっぱいに 
  2. ヴォーカル1・2をGROUP 1に ヴォーカル3・4をGROUP 2に
  3. GROUP OUTからそれぞれフォン端子を4本で出力し、レコーダーの4トラックそれぞれに入力
そんな感じでやっています。


14・15はアンビR16内臓のコンデンサマイクは、アンビに使うと適当に置いてもすっごくいい仕事してくれる気がする!!
ミックス時に物足りない帯域をカヴァーしてくれるような、ね。
9・11月のライヴで無料配布した/する「riddle」「alright」は学校の練習室で録ったのでMTR。そこでもこのマイクにはお世話になりました。
先輩の曲でセミアコのギターを録った時、普通に繋いだ音の他に、この内蔵マイクでも同時録ったものをミックスしたことがあるんだけど、これは本当にいいアイディアだった。
エレキと全く同じニュアンスでアコギが入ってくるようだし、エレキは綺羅びやかになるし。

タムに使ったe604、クリップマイクは初めて!可動するところが多くないのに結構融通が利いて狙いたいとこまぁまぁ狙えた感じ〜