スタジオライヴ映像ドロップ⑤クリシェ


「クリシェ」

私の曲。エレヴェーターズ初の3拍子系。
clichéは元はフランス語。stereotypeとほぼ同じ意味ですが、
ここを見ている人がクリシェと聞いて思い出すのは半音下降のことではないでしょうか。

仮タイトルは「ハチロク」。まんま。
タイトルがまだ決まってない時、
これを「ハチクロ(ハチミツとクローバー)に誤解された流れで、この曲のタイトルが「蜂蜜」になりかけました。危ねぇ。

似た響きのコード進行が続くので大変だし、
歌の構成もa-b-c-d--b-d-d`と bの後が2パターンあって大変です。誰だこんな曲作ったの


半音下降(クリシェ)らしいクリシェラインは実は入ってないです。
イントロやコーラスのⅠ-ⅠM7--Ⅳmなんざ、「ⅰ(=ⅷ)-ⅶ-ⅵ-♭ⅵ」と♭ⅶを飛ばしてるし、ね。
そもそもルートがに変わってる時点でクリシェじゃないのかもしれません。


歌詞の内容もクリシェ(ステレオタイプ)について歌っているので、俺にしては歌詞に意味のある方なんです、これ!覚えておいてね
でもやはり言いたいことがすぐ無くなるので つなぎとして言葉遊びを使ってます
"ところがいざ
 歩かずほら
 飛び込む時
 香る思い"
これ頭文字が「と・歩・飛・香」になるんですね。
書いてる途中に気付いて揃えてみました。
直接言いたいことは少ないけれど、その分どれもしっかり遊んでいます。

あとは
"相変わらずの事を言ったこんな僕は
 当たり前が頭狙い卒倒した"
"相変わらずの事を言ったこともあった
 相容れないの?君と喧嘩なんて変よ"
縦読みすると「相当」と「変容」に読めるところがありますねー
ってことで音が似てる「卒倒」と「変よ」です。。。いいのかよこんなんで!


亮さんの曲では1コーラス目と2コーラス目でヴォーカルを替えたりしますが(「最後の人」など)
この曲はセクション内でやりとりがあります。素敵ですね。

あさみはんではなく亮さんと交互に歌う曲があったのですが、キーボードを使うのでずっとやってません。「light blue」と言う曲なんだけど、「一方の歌詞の終わりの言葉」が 「もう一方の歌詞の頭の言葉」と音が一緒になるように作られた曲でした。どうすか。聴かないと分からないか


この曲だけあさみはんのギターと俺のギターのパンニングが逆になっています。
カメラ