Literature「Criminal Kids」


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サークルの先輩にハードコアオタクがいる。
ハードコアに死ぬほど詳しいんだけど、派生してパンクはもちろんパワーポップなんかにも詳しい。
そんな人から去年USインディーバンド・リテラチャーを教えてもらった。

リテラチャー「クリミナル・キッズ」

 本人たちはこの曲「Crimmy」と読んでるらしい…サムネにはYesのアナログが!この『Close To The Edge (危機)』 が俺一番好き!

前回紹介したマイク・クロールのMVにもお菓子を万引きするciriminal kidが出てきましたが(笑)、リテラチャーがやってるのはまだかわいいものです。


全然歪んでないギターにはキラキラ感がありながらこの曲はとってもノリがドライヴしてますね。
アルバム『Arab Spring』ではこの曲だけ抜きん出て疾走感があります。冒頭から声も高めです。

アルバムの話にもなるのだけど全体通して面白いサウンドです。
ヴォーカルの重ね方や置き方とか。少し左にあったり。M-1「14 Seconds」とかメインがなかなか左にあって、ダブルが右寄りに。そのままユニゾンしたり、2番からちょっとだけハモリに寄り道したり。
まぁそこまではいいんだけど、興味深いのがブリッヂ部(0:57)。ダブルトラッキングが途切れてる!これを10年代にわざわざやるやるとはとは。

そのM-1やM-3「Push-Up Bra」ではピアノも入ってます。入れ方は地味な方だけどいいハイライト!
こちらも"ブレイクっぽいキメ"(1:16〜)に入ったり入らなかったり。入ってもグリスしたりしなかったりです。
個人的にはM-3のコーラスも面白い。「アー↑オー↓アアッ、アーォ」ってちょっと粘っこくグリッサンドで歌うのが後に出て来るブラスを真似てるようで面白い。レディ・マドンナか

あとM-9「O.J.」とかイントロど頭、ピクシーズに勘違いしちゃいます



さて、ハードコア好きな先輩からリテラチャー教えてもらった って話。
「ジャンルの移り変わり」な〜んて話は全然わからないのだけど、パワーポップのレコードを探すときにパンクのコーナーの中にあるから元が一緒なのかなぁとずっと思っていた。
俺はパワーポップと言えばJellyfishやWeezerなどコテコテのメロディアス系を連想してしまうのだけど、多分コードの鳴らし方なんかがパンクに通ずるのかな
なんて思ってると天下のWikipediaさんにこんなことが
"ギター・ポップとの音楽的な線引きは曖昧で、相互に言い換えられたり、時にはパワー・ポップ/ギター・ポップとして一緒くたに扱われることも多い。あえて区別される場合は、パンク側へのアプローチが強いものがパワー・ポップ、特にメロディが際立ち、ネオアコオルタナティヴ・ロックからの影響の強いものがギター・ポップとして扱われる傾向にある。"-Wikipedia「パワー・ポップ」の項
ギター・ポップとの対比が書いてる。ボールドにしたところには「パンク」の文字がありますねぇ〜おいおい。なるほどなー。




パワーポップ特化型通販サイトTHISTIME RECORDS ONLINE STORE(元がレーベルなのかな?)で買い物した時だかに来日することを知って、初日のTSUTAYA O-NEST行ってきました。
第一印象はなかなかにおじさんだった
disco ball(ミラーボール)がお気に入りらしい。桜柄のアサヒロング缶を飲んでました。



予定されていなかったダブルアンコール、リクエストに応え『Arab Spring』1曲目「14 Seconds」。新しいアンセムのような扱いをされていました。21世紀アメリカの「Don't Look Back In Anger」

ちなみに日本盤CD、CDDBに登録されてる情報間違ってます。
最後の13曲目(2:19)がボーナス・トラックではなく、間にある6曲目(0:48)がボーナス・トラック。
この曲はアンタイトルドなのでしょうか。だとしたらモーニング・グローリー。