Gi Gi Giraffe「Naked Girl」


キ・キ・キリン……

東京で活動するGi Gi Giraffe。ホーム・メイド・ワークスというアルバム名の通り宅録スタイルでGarageBand(!)を使ってミックスまで行っているみたいで、宅録ならではのアイディア満載!
この曲はリフがとにかくかっこいいですね!ローファイなサウンドプロダクションゆえか散りばめられたアイディアが光り際立ちます。
2分に満たない曲です。潔くて最高です。例えば前回のFaustは7分半でしたが、こ〜んなかっこいいリフ7分半続けても飽きないくらいなのに!例えばね。


先日運良くライヴを観ることが出来たのですが、ビートルズサークル出身だったかで、ベースの奥泉さんはバイオリン・ベースを使っていました。
ライヴでは3人でやっていました。ストレートにスリーピース。



こちらでアルバム『Home Made Works』がフリーDL出来ます。
有料のCD版もありますが差異があるみたいです。大きなとこを下に
  1.  CDには7曲目に「Get No Better」がボーナス・トラックとして入っている
  2.  DL版は48kHz。EQやマスタリングも違っている。定位が変わってたりバランスも違って聞こえるのでリミックスもされてる、、?
  3. 「Naked Girl」イントロ前、低音のフェイドインの長さが違う
  4. 「Naked Girl」イントロ、DL版(=SoundCloud)は右チャンネルにブラッシングが入っている
  5. 「Naked Girl」2番ヴァースのフィルのスネアのパターンが違う
  6. 「Naked Girl」最後のリフに入る前にDL版は"Again"みたいな声が入っている
  7. 「Picture」DL版は最後のバッキング・ヴォーカルに歪みが入っている
  8. 「Picture」最後の最後、ドラムがDL版はスネアで終わり、CD版はハイハットで終わる。
  9. 「Tweet Like A Bird」DL版は鳥の鳴き声が入っている(across the universe...)
  10. 「Tweet Like A Bird」エンディング、CD版はベースのグリスダウンがカットされていない。ギターの長いグリスダウンも残されていて曲の長さが変わっている
  11. 「Everything Goes」のイントロにDL版はSEが追加されている

8については、オープニングのハイハットオープンが印象的だからか最後もハイハットで終わらせるために変更したのかな、なんて考えましたが、どっちが後に作られたか分かりません。

DL版はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスが「表示 - 非営利 - 継承」だったので、該当箇所のみを抽出した音源を自分のサンクラにあげようかな…。
ただそうなるとCD版の方を使うことになるので問い合わせてみないと…



さて、ギターで実際に弾いてみると予想していた音よりも半音高かったりするとことか多くて凝られています。
例えばSoundCloudで公開されている「Animal Blues」。

こちらもコーラス・セクションのコード、フレーズの解決(終わり)が音価の長いFなので、入りもF→Gと行きたくなるところですが、F♯→G。

「Naked Girl」の印象的なリフもギターで言うとペンタトニック的に弾きたくなるところですが、、、細かい話をすると、8フレットと10フレットを中心に6弦から1弦まで上がっていくのですが、普通8のとこを9フレットの音にしたり開放弦の音を挟んでたりしてるので(追記→もしかすると開放弦じゃないかも)なんやかんやでスリリングさが増すのですね。 後半はピッチシフター多用の分厚い音になっていて、オクターヴ以外の音も加わり更に複雑に。
他の曲でも随所に表れるジャズィーなギター…ここらへん憧れです。指くわえて見ることしかできません。





大学2年生のとき、アジカンGotchプロデュースのNOWEARMANや、元The Cigavettes山本政幸さん、サークルの先輩にあたりTHE BAWDIESのいたSEEZ RECORDSからCDも出していたempty pageと対バンする機会があり、もう1バンドがGi Gi Giraffeと関わりのあるKlan Aileenでした。ここらへんの流れを汲みとって、自分が演奏したバンドのフロントマンの先輩がその時期にオススメしてくれた中の一つがGi Gi Giraffeだったのですねぇ。
ここらへん界隈の方々、ヤマモトさん多くないですか?



あとTANUKINEIRI RECORDSを覗いていたら、後藤"LOMO"慎太郎さんを見つけました。Twitter始めて間もない時からフォローしてる方です。